審査担当者が悩むコト

クレジットカード審査を行っているときにスムーズに決裁出来る申込と悩む申込があります。スコアリングで完全に基準に達しない場合やネガ登録されている場合にはすぐに却下することができます。また利用実績があり勤続年数も長いといった良好な申込も簡単に決裁する事ができます。

同姓同名でネガ登録されている場合には同一人物でないかどうか徹底的にチェックする必要がありますが、これは悩むというよりは手間がかかる申込です。悩むのは何もない場合です。つまりクレジットヒストリーが全くない場合は、実際に利用していないケースと過去のクレジットヒストリーが保存期間切れで抹消されているケースがあるからです。

新入社員など年令が若い場合には利用がないのは当然のことですが、30代以降でクレジットヒストリーがないのはやや不自然です。もちろんクレジットが嫌いで利用しない人はたくさんいますが、嫌いであればなぜ今回申込みしたのかという疑問が残ります。

データが抹消された場合5年間は利用がなかったことになります。その5年間利用しなかったのか、利用できなかったのかということが悩みの種になります。今の時代で5年間自社はもちろん他社でも利用していないケースは珍しいため簡単には決裁できないのというのが審査担当者の考え方です。

しかし少し考え方を変えるとたとえ過去に事故があっても5年以上経過していれば信用を回復したと考えることができます。そもそもデータ保有期間に期限を設けているのは古いデータを参考にしないという意味があります。そう考えるといままでクレジットを利用しなかった人が利用するようになったケースか信用を回復したケースと考えることができ決裁しやすくなります。

この部分は「審査マインド」と呼ばれる微妙な部分で、実は審査担当者によって考え方が違う部分でもあります。審査基準でははっきり示すことができないからです。基準というのは明確にする必要があるため、こうしたどちらにでも解釈できるケースについては明確に記載することができません。

結果として担当者しだいとなる部分がクレジットカード審査にも存在します。自動審査を導入している場合はこうしたケースはおそらく承認される方向になるでしょう。「疑わしきは罰せず」にしないと決裁出来るケースが少なくなるからです。

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